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【英検1級 面接対策】二次試験の面接を1ヶ月間で一発合格した私の勉強法と対策を公開!

drmimizuku
ドクター  ミミズク
ドクター  ミミズク

こんにちは!ドクターミミズクです!

この記事では、英検1級の二次試験に一発合格した私の対策法と当日の体験記を共有したいと思います!

※先ほど(2025/8/20 18時頃)アップした記事は古いバージョンでしたので、差し替えました。既に読んでくださった方大変失礼しました。

一次試験を突破し、いよいよ二次試験の勉強開始。準備期間が1ヶ月間しかない上に、出題されるトピックは多岐に渡るためどう対策するか頭を悩ませられましたが、過去問を分析をして、最も効率よく合格率を高めるための計画を立てて準備を行いました。その結果、本番の面接では失敗もたくさんありましたが、無事に合格することができました。英検自体初受験でしたが、トータル3ヶ月の準備で1級に一発合格することができました。この記事では二次試験を合格するために私が行った対策とコツをまとめます。

特に試験当日の面接の全記録と体験記についてはこちらの記事に詳しく記載しています。どんなトピックで試験官に具体的にどんな質問をされたかなど詳しく書きました。
👉https://drmimizuku-blog.com/interview_record/

英検1級全般の対策、単語対策、ライティング対策についてはこちらです。

👉【英語学習】【英検1級】私が英検初受験 3ヶ月の対策で一発合格した方法
https://drmimizuku-blog.com/eikengrade1overview/

👉【英検1級 単語対策】3ヶ月で一発合格した語彙力アップのための教材と勉強法を公開!https://drmimizuku-blog.com/words_study/

👉【英検1級 ライティング要約対策】3ヶ月で一発合格した私が実践したPart4対策&高得点のコツ https://drmimizuku-blog.com/writing_summary/

※本ブログの記事は筆者の個人的な経験と学習内容をもとに記載しており、収益・広告目的ではありません

英検1級二次試験(面接試験)はどんな試験?

面接試験の流れについて

まず始めに、英検1級の二次試験である面接試験について簡単に記載します。試験は下記の構成で行われます。

  1. 入室後あいさつと自己紹介(1-2分間)
  2. トピックカードに記載の5つのトピックから1つを選択しスピーチの構成を考える(1分間)
  3. 試験官にどのトピックを選んだか伝えた後にスピーチを行う(2分間)
  4. 選択したトピックとスピーチに関連する質問に答える(4分間)

このような流れで行われます。

試験官は二人で、一人はネイティブ、もう一人は日本人の試験官です。

トピックについて

次にトピックが出題されるか見ていきます。

下記の様に、社会問題について広い範囲から出題されます。

政治・国際関係、経済・ビジネス、文化・スポーツ、科学技術、メディア、環境、教育、法律・犯罪、ジェンダー・家庭、医学・健康

このようにとても広い範囲から出題されます。そして、普段の生活ではあまり話に上がらなかったり、深く考えたりすることが少なく馴染みがないトピックも含まれている点が、とても難しい点だと私は感じました。

この様な多岐にわたるトピックについて準備するのはとても大変ですよね。実際には私はどのように対策したか、以下で記載します。

私の二次試験対策

私の準備期間

二次試験の面接に特化した勉強の期間としては、一次試験が終わってから対策を開始したので、約1ヶ月間でした。

ただ、トピック対策がライティング試験とも重なるところが多いことを考えると、一次試験の対策中から下積みは始まっていたということになります。

私が使用した教材

広い分野についてスピーチを組み立て、質問にもスムーズに答えるためには、関連知識を多くインプットすると共に、スピーチ構成のパターンも頭に入れておく必要があります。そのためには、それに適した良質の教材が必要です。

私は下記の教材を使用しました。

■ 面接対策問題集:

🔹 『英検1級面接大特訓音声DL版』(上田一三 編著、Jリサーチ出版)
こちらは多くのYouTubeチャネルなどでも紹介されていたので購入しました。
政治、経済、科学といった各分野について、キーとなる質問(面接でのトピック)が提示され、それに対する回答例と解説が記載されています。また、スピーチ後の質疑応答パート対策として、トピックに関連する質問も複数記載されています。

この教材の出版社公式ページはこちら:
👉 https://www.jresearch.co.jp/book/b655569.htm

🔹 『英検1級英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)
ライティングのPart5エッセイ対策に活用した教材です。各分野ごとに質問が提示され、それに対する肯定的・否定的立場からそれぞれの回答例が記載されていて、両方の視点を養うことができます。トピックは、二次試験とも重なっており、こちらの本は面接対策でも有効です。

この教材の出版社公式ページはこちら:
👉https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b309521.html

■ 過去問題集:

🔹 『英検赤本シリーズ 英検1級過去問集』(数学社)
過去問が9回分とたくさん収載されており、英検1級の出題傾向を十分に把握するのに有用でした。スピーキングについても解答例が記載されており参考になります。

この教材の出版社公式ページはこちら:
 https://akahon.net/Books/detail/2671400?link=books%2FlistDetail%2F9%2F1

私の具体的な勉強法と戦略

ここからは上記の教材を使って、私が具体的にどのような勉強と対策を行ったかについて共有します。

まずは問題の傾向を把握

やはりどんな試験も最初は問題の傾向を掴むことが必要ですよね。私はそのために、最初の1週間ほどを使い、下記の二つのことをしました。

  1. 『英検1級面接大特訓音声DL版』に一通り目を通す
    この本では、頻出するトピックと解答例が分野ごとにまとめられていますので、どの様な問題が出題されやすいか、また、どのようにスピーチをしたらいいかを把握するのに適しています。また、それぞれのトピックに関して、スピーチ後にどの様な質問が尋ねられるかについても記載してくれています。
    試験の全体像をつかむのに重宝しました。
  2. 過去問と解答例を確認
    やはり実際の過去問を知ることは重要です。数回分について、自分で時間を計りつつ、一人でスピーチをしてみて、その後解答例を確認しました。

過去問題や教材の問題と解答を確認して、感じたことはとにかくトピックの分野が広く、馴染みがないものも多く大変だ、というものでした。また、一人で問題をみてスピーチをしてみましたが、主張に対する根拠も思いつかないし、2分間ではスピーチも終わりまで話すことも出来ず、全然ダメな状況でした。

対策の戦略と計画を考える

この様な難し試験にどう立ち向かっていくと合格できるのか、よくよく考えて計画を立てました。その際には、試験で求めれているレベルと自分の英語力のレベルとのギャップを考え、それを埋めるために、残りの準備期間を加味した上で計画を立てました。具体的には下記の様に計画しました。

  1. トピックに優先順位をつける ⇦ トピックが多岐に渡り全てのトピックを完璧にするのは不可能
  2. 重要表現のインプット ⇦ インプットなくしてアウトプットなし + 得点の取れる表現を使えるようにしたい
  3. 一人でアウトプットの練習 (スピーチ+想定質問に対する回答)⇦ 一人でできなければ相手がいてもできない
  4. 相手と会話練習 ⇦ 本番に準じた練習でアウトプットを実践+タイムマネージメントの確認
  5. 苦手トピックの克服と対策 ⇦ 会話練習を踏まえて調整

これらについて具合的にどの様なことを行ったかを記載します。

トピックに優先度をつける

過去問と教材から実際の問題を見ると、トピックの分野が非常に多岐に渡っており、全てを完璧にするのは残された時間的に無理だと思いましたので、優先順位をつける必要があると思いました。

テーマの分野は得意不得意もあると思います。人によっては、仕事や学校などで勉強したり関わったりしている分野は最初から多くの知識があると思います。逆に、普段ほとんど考えないようなテーマも多いのではないでしょうか。

私の場合は、経歴から、医学や健康、科学研究などについては元々知識がありますが、一方で、政治や経済、国際問題などについては、普段そこまで深く考えることも少なく、深い議論をするのが難しく感じました。そこで、これらの自分の苦手な分野でかつ出題の可能性が高いトピックについて、優先度を上げてより多くの時間をかけることにしました。

出題の頻度と出題の可能性の高さは下記の二つから考えました。

  1. 『英検1級面接大特訓音声DL版』に記載の優先度を参考
    この本には、「第一章 面接の準備」で、これまでの出題傾向が詳しく分析されており、トピックの頻出分野についてランキング形式で提示してくれています。これを踏まえて、より頻度が高いものに重点を置き勉強することにしました。(ぜひ、実際に教材をご確認ください)
  2. 最近の社会情勢を踏まえて出題されやすいトピックを考える
    社会問題をテーマとする英検では、社会情勢を踏まえたトピックが選択される傾向にあると思いますので、より出題されやすいトピックに力を注具ことで合格の可能性を高めることができると考えました。

これらの情報と考察を踏まえ、下記のテーマの優先度を高く設定してより時間をかけて勉強しました。

🔹平和・戦争について
🔹国際協力について
🔹貿易と関税について
🔹科学技術(テクノロジー)の急速な発展について(特にAI)
🔹環境問題について

重要表現のインプット

リーディングとリスニングはインプットのみで概ね対応が可能ですが、ライティングとスピーキングはアウトプットの試験です。とは言っても、インプット無くしてアウトプットはできません。まずはインプットが重要になります。

ただ、インプットできる知識や内容には限界がありますよね。ですので、こちらも闇雲に勉強するのではなく、「重要な表現=点数が稼げる表現」をストックする必要があると思います。そうしないと、せっかく時間をかけても、面接試験で全く使えなかったり、使っても得点が取れるものでなければプラスになりません。

私は、過去問や教材を確認した際に、これが言えたらスコアをアップできそうだ、と思った表現にチェックを入れ、それをノートに書き出していきました。そして、それを繰り返し確認し、インプットしていきました。

※実際どのような表現をストックしたかについては、また別の記事にまとめたいと思います!

一人でアウトプット練習-ChatGPTを活用した私の方法

ノートにまとめてストックした表現はアウトプット出来なければ意味がありません。ここが聞いて理解できるレベルの記憶と、アウトプットできるレベルの記憶の違いです。

私は、まずはまとめたノートの表現を一つずつ繰り返し声に出すという作業を行いました。これを3週ほど行いました。

その後、ただそのまま読むのではなく、その表現を使って新たな文を作るという作業も加えていきました。この能動作業により、自分で使える表現に近づいていきます。

そして、いよいよ実践的な練習に移ります。過去問などの問題を使った試験形式での練習です。

その中で、可能な限り少しでも自分がインプットした表現を使っていく様に心がけました。ここで一度でも能動的にアウトプットすることができたものは、かなり実際の試験でも使える可能性が高まります。

さて、単に問題を使って練習しても効果は限られています。やはりフィードバックがあってこそ改善が可能ですよね。

そこで、私はChatGPTを用いてこのフィードバックを得ました。

具体的には、ChatGPTのチャット欄に、問題文を入れて、英検1級の基準を記入しそれれに従い採点をするように指示を入れます。そして、チャットの欄の横にある音声入力ボタンをクリックして、スピーチを二分間で行い音声入力します。これを送信し、ChatGPTに評価してもらう、という方法です。人が相手では、どうしても守りに入り自信のない表現は避けてしまいがちですが、この練習では、とにかく練習なので、ミスもどんどんしながら新しい表現も試しに使ってみるという試みができます。もし不自然な文脈で使っていたりしたら、GPTが指摘してくれます。私にとってはこの方法がとっても有効だった様に思います。ぜひ皆さんも試してみてください。

相手との実践形式の会話練習

次はいよいよ実際に人を相手にした実践練習です。私は、オンライン英会話のCamblyで行いました。先生に英検を受けることを伝え、試験形式と評価基準を伝えて、それに準じて試験管の役をしてもらいました。

一分間の準備タイムから二分間のスピーチと、実際の試験の流れ通りに行い、その後質問もしてもらう様にしました。

ここで、ChatGPT相手に練習した成果を確認します。フィードバックをもとに修正をしていたので、その表現を実際のスピーチで使う様に心がけました。

どうしても最初はスムーズには話せず、タイムマネージメントもうまくいかないことが多かったですが、先生の指摘をもとに改善していきました。

やはりChatGPTと違って、実際の人との練習では、多くのことが新たにわかります。例えば、「もう少し目線を合わせる様にして話した方がいいよ」や、「少しフィラー(um.., ah..など)が多くて聞きづらい(distracting)だから、気をつけた方がいい」、「もう少し自信を持って話した方がいいよ」という様な人だから感じ取れることを指摘してもらえました。これを意識できたことも自分の中では、得点につながることになったのでは、と推測しています。

もちろん、不自然な表現や文法の誤りなども指摘してもらい修正します。また、根拠が思いつかない時は、先生の意見ももらい知識をストックしていくことも出来ました。

ここでも復習をする際に、他にどの様な根拠が考えられるかをChatGPTに聞いて参考にしました。もちろん、『英検1級面接大特訓音声DL版』は常に参考にして勉強を続けました。

二次試験本番

ドクター  ミミズク
ドクター  ミミズク

いよいよ試験本番の日。

初めて受けた二次試験は、とっても緊張しました。
そして、たくさんの失敗もありました。それでもなんとかミスをばん回することができました。

当日の試験について共有します!

この記事では試験当日の要約したものを記載します。より詳細な全記録と結果の考察については、こちらの記事に記載しましたので、ぜひ読んでみてください!
👉https://drmimizuku-blog.com/interview_record/

準備状況と私の戦略

前述の様に二次試験の準備を行ってきましたが、あっという間に試験日になってしまいました。

準備の仕上がり具合はというと、やはり全てのテーマを満遍なく自信が持てるほどに準備するのは困難でした。それでも、前述の優先順位に従って勉強をしてきましたので、優先度が高いものについては自信が持てるようになっていました。また、出題されやすいテーマも予想していたので、それらの対策はより入念に行いました。

私の作戦では、準備があまり出来ていないテーマもあるけど、自分が自信があるテーマに関連するトピックは5つの内一つくらいはあるだろうと思われるのでそれを選択しよう!というものでした。

面接試験開始

そして、いよいよ試験開始、面接のある部屋に入ります。

挨拶と簡潔な自己紹介をした後に、一分間のトピック選択とスピーチの準備に入ります。

そして、ここからが自分の作戦とは全く違った展開になってしまいました…泣

5つのトピックの中から1分で選んでスピーチを準備するはずが、緊張のあまり選択に時間をかけすぎ、ほぼ白紙状態で本番に突入してしまいました。自信があるテーマを選ぶつもりのはずが、どういう訳か、あまり勉強できていなかった教育についてのテーマに関する「学校でのソーシャルメディアに関する道徳教育の必要性」についてのトピックを選んでしまいました。

また、選択に45秒も使ってしまい何もプランニングできないままスピーチ開始に…

即興で話した内容はポイントがずれたAIの話中心になってしまい、試験官からは「AIとこのトピックのつながりがよくわからなかった」と指摘される事態に..

もう無理だ、と諦めそうになりつつも必死に質疑応答に対応し、そこについてはそこそこの感触で終了しました。

しかし、スピーチは完全に想定されている内容から大きくかけ離れたものになってしまったと思ったため、終わった瞬間は「落ちた」と確信し落ち込んで帰ることになりました。そして何より、あれだけ自分の中で作戦を練っていたにも関わらず、トピック選択をミスし、選択に時間をかけすぎてスピーチを考えずに話してしまったことに対してとてつもない後悔の念に襲われながらの帰宅となりました。それからも数日間は思い出しては悔しくなる日々でした。

結果発表の日

そして結果発表の日。期待は全くしていなかったので、緊張もなく結果を確認。

結果は…まさかの合格。

信じられない気持ちでしばらく実感が湧きませんでした。でも徐々に、これまでの努力と準備が報われたことに対する安堵と喜びの気持ちが次第に込み上げてきました。

なぜあんなスピーチで合格できたのか、鍵は質疑応答にあったと考察しています。具体的な試験結果の点数と、合格できた理由についての考察は、こちらの記事に詳しく記載しています(👉https://drmimizuku-blog.com/interview_record/)。これから受験される方には参考になる情報もあるかと思いますので、お時間あったら確認いただけると嬉しいです。

試験を振り返って

一次試験から二次試験まで、トータル3ヶ月間、二次試験については約1ヶ月間でしたが、準備期間が限られていた分、可能な限りの時間を捻出して、毎日一生懸命勉強をしてきたので、本当に合格できて良かったと思います。

本番はこのように思った通りには行きませんでしたが、前述の様に、過去問を分析し、自分のレベルと必要なレベルのギャップを埋めるために計画を立てて勉強したために合格に行き着いたのだと感じています。

人それぞれ英語のレベルや得意不得意なポイントなども異なりますので、対策法も人それぞれだとは思いますが、私の経験が少しでも何かの参考になれば幸いです。

今回、私がストップした得点アップのための具体的な英語表現など細かい点は記載できていませんので、別記事に記載しますね。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ドクター  ミミズク
ドクター  ミミズク

二次試験は、準備も大変ですし、本番も緊張するものです。

でも、最後に努力は必ず報われると思います!

これから受験される皆さん、応援しています!

頑張ってくださいね!!

質問などは、お問い合わせ(https://drmimizuku-blog.com/contact/)からよろしくお願いします。

ABOUT ME
ドクターミミズク
ドクターミミズク
医師、医学博士
英検1級
医師、医学博士。 病院勤務を経て、イギリスで医学研究に従事した後、外資系企業に勤務。

日本生まれ、日本育ち
英検1級(英検初受験、一発合格)
TOEIC 900点超

趣味:英語学習、旅行、映画鑑賞、読書、カラオケ、食べ歩き、カフェ巡り、などなど。

私の経験と最新のデータをもとに皆さんのお役に立てる情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします!
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