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【英語学習】私の英語学習ロードマップ-医師・イギリス留学・外資系企業勤務・英検1級一発合格-

drmimizuku
ドクター  ミミズク
ドクター  ミミズク

こんにちは。ドクターミミズクです!
この記事では、私がこれまで経験してきた英語学習について共有させていただきます。
英語学習を継続されている皆様の参考になれば幸いです。

義務教育での英語学習

私は日本生まれの日本育ちで、帰国子女などではありませんので、中学校から英語教育を受け始めました。中学・高校での学校の授業は、言わば受験のためのものでしたので、教わった内容はほぼリーディングとライティングのみだった様に思います。授業中に英会話の練習をした記憶は皆無、リスニングの練習もごく数えるくらいだった様に記憶しています。近年は、学校での英語学習の方法も変わってきているかもしれませんが、私が義務教育で英語を教わった時はこんな状況でしたので、その後リスニングやスピーキングでとても苦労することになるのは当然のことだったと思います。

大学での英語学習

大学では英語学習は授業では、2年間の一般教養の一環で英語の授業を受けましたが、ここでもほとんどスピーキングの練習や教育はありませんでした。ラジオのニュースや映画を聞きながら表現などを学ぶものでした。医療英語についての授業もありました。英会話を学ぶことはなかったので大学でも授業の中ではスピーキングとリスニングスキルを伸ばすことはできなかったと思います。大学の授業以外では、私はいつか海外に行ってみたいな、というような漠然とした気持ちもあったので、少しは自分なりに英語の教材などを買って勉強しました。例えば、CNNニュースの音声の付いた雑誌を買って時々聞いてスクリプトと照らし合わせたりして勉強していました。でも、大学の授業と部活動でいっぱいいっぱいでしたので、英語はたまーに気が向いた時にちょっとだけ勉強する程度でした。

医師になってからの英語学習

大学卒業後、医師として病院で勤務を始めましたが、英語を日常の業務で使うかというと、必要に応じ英語論文を読むことはありましたが、外国人の患者さんを担当することはほとんどありませんでしたので、普段英語で会話をするということはほぼありませんでした。

ところがある時期から、海外留学をしたい、という気持ちがだんだん強くなってきました。医師の中には、アメリカなどの海外で医師や研究者として活躍している方もいるとことを知って、とてもかっこいいな、と尊敬の念を感じたからです。それから、自分もいつか海外留学できるように、英語を真剣に勉強しようと決意しました。

そうは思いつつも、普段の仕事が忙しく、勤務時間外のフリータイムにもなかなか英語を勉強しようという気力が湧きませんでした。。なので、自分に強制的に勉強させるために、英会話スクールに通うようにようにしました。ただ、一回40分間、月3回程だけでしたので、かなり限られた時間でしたが、やはり、授業があるとその準備も必要になるので強制力は確かに働いたと思います。私はグループレッスンではなく、ほぼマンツーマンレッスンを受けて、スクールのテキストで勉強したり、自分がわからない点を質問したりしました。この英会話での会話が、私がほぼ初めて海外出身の方々としっかりと話をする機会となりました。もちろん、最初は全然うまく話すことはできず。それでも1年くらい続けると、ゆっくりゆっくりですが少しずつ話せる様になっていった様に思います。

Occupational English Test (OET)への挑戦

海外に医師として留学するためには、高い英語力が求められます。アメリカに留学する医師は多いと思いますが、私は、当初オーストラリアに行きたいと考えていました。と言うのも、アメリカは医師として働くために医師国家試験の様な試験に合格する必要がありましたが、オーストラリアは英語の試験で一定の得点を取れば、限定された期限にはなりますが、臨床医として勤務が可能で、そちらの方が可能性が高いと感じたからです。そのために求められる英語力としては、International English Language Testing Sytem (IELTS)でオーバーオール 7.0、または、Occupational English Test (OET) という医療英語試験のMedicine分野の試験で、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各分野について、いずれもB判定以上という基準を同一の試験で取得する必要がありました。上記の二つの試験を選択することができるのですが、私は医療英語の方が直接医療現場で生かせると考え、OETを選択しました。ただ、これが本当に難しくて、最初の2回ほどはひどい結果でした。。また、OETはIELTSと比べマイナーな試験ということがあり教材がかなり限られていたため対策に難渋しました。過去問題集を繰り返したり、英会話スクールで先生にスピーキング試験の模擬診察の患者役をしてもらったりして練習をしました。何度も調整し、最終的にはなんとか合格することができました。この試験の合格までには非常に苦労をし時間も要しました。医療関係者の方でこの試験の対策をされている方もおられるかと思いますので、この経験については、また別の記事で詳しく書きたいと思います。

イギリスでの英語学習

さて、この様な形でOETに合格したのですが、結局いろんな事情がありまして、臨床医としてではなく、研究者として海外留学する機会に恵まれました。イギリスで研究者として研究をすることになったのです。ですので苦労して取得したOETの結果は結局使わないことになってしまいましたが、この試験の勉強を通して、英語力と自信の向上につながりました。

別の記事でも紹介したいと思いますが、イギリスでの生活を始めた当初は、やはり苦労の連続でした。住む部屋の契約や、家のトラブルについての電話での対応など大変でした。本場の生の英語はやはり試験の英語とは全く異なっていました。何よりも聞き取りが難しくて仕方ありませんでした。日常会話ではリンキングやスラングのため聞き取りや理解が追いつかないことも多く、特にグループに入り複数の人で話している際には、みんなの会話についていけずにへこむこともたくさんありました。また、職場では、多くの国からの研究者が集まっていたのでアクセントもいろいろで聞き取りやすさも異なりました。最初はプレゼンなどもとても緊張しましたし、質問を聞き間違えておかしなこと解答をしてしまいとても恥ずかしい思いをしたりということも度々ありました。。このままではまずいと思い、ある時から、イギリにいながらオンライン英会話のCamblyを始めることにしました。そこでは、プレゼンの練習をしたり、日々の英語についての疑問点を先生に質問して解決したりしました。また、職場ではなるべく同僚ともたくさん話すように心がけ、仕事後の飲み会もできるだけ参加して仲間と関わる時間を増やすようにしました。英語を使っていろんな国の人となんとか意思疎通ができる様になり、気持ちや経験を共有することができたので、やっぱり英語はとっても素晴らしい!と心から実感し、ますます英語が好きになり、英語学習に対するモチベーションがさらに上がりました。

イギリスに行く前は、海外に住めば英語力が飛躍的に上がるのでは、という淡い期待もありましたが、私の場合は、海外で英語の環境にいたとしてもなかなか期待していたように英語力は上がりませんでした。ただ、上述の様に積極的に現地の人たちと会話を心がけたり、自分で英語の勉強を真剣に続けることで、英語力は徐々に向上し、それを日々の友達の会話や職場での発表などで実感できたという点、そして、試験での英語とは大きく異なる生きた本場の英語に触れることができるという意味で、海外での勤務は自分にとって非常に貴重な経験となりました。

外資系企業での英語学習

この様な形でイギリスで数年研究をした後、日本に戻り、外資系企業に勤めることになりました。海外生活の経験を生かし、英語も使って仕事をしたいと考えたからです。ここでも海外の本社のメンバーと英語での会議が定期的にあり、その中では、医学や研究の話のみならず、ビジネス英語が必要になるので、語彙や表現も新たに覚える必要がありました。ビジネスの会議では曖昧な表現やわかったふりなどのごまかしが許されないので、そこもとても難しい点ですが非常に勉強になる環境です。

英検1級への挑戦

英語試験に関しては、英検自体を初めて受験しましたが、無事に1級を一発合格することができました。準備期間は、1次試験まで2ヶ月弱、2次試験については、1次後から2次までの約1ヶ月でしたので比較的効率良く合格できたと思います。英検対策と戦略については別記事で紹介していますので参考にしていただけますと幸いです。
→【英語学習】【英検1級】私が英検初受験 3ヶ月の対策で一発合格した方法https://drmimizuku-blog.com/eikengrade1overview/

長くなりましたが、これが私の英語学習のあらすじです。真剣に英語の勉強を開始するのが30歳過ぎてからと決して早くはなく、試行錯誤して今に至ります。かなりの英語教材も試してきました。その中で、学んだノウハウなどをこれからどんどん記事をかいて共有していきたいと思います!

これからの記事をどうぞ楽しみにしてくださいね!よろしくお願いします。

なお、上述の私のキャリアについては、プロフィールの記事にも記載しておりますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
→管理人プロフィールとブログについて https://drmimizuku-blog.com/profile-3/

まとめ

私の英語学習のこれまでについて共有させていただきました。英語力は一朝一夕に向上するものではなく、英語学習は終わりのない長い旅ですが、目標を持って効率的な方法で取り組めば、必ず英語力を向上させることができると思います。そして、英語を使って色んな国の人と意見や気持ちを共有することで視野が広がって自己成長にもつながりますし、転職では英語力をアピールすることでキャリアップにも直結します。英語学習はとてもやりがいのある楽しいものだと思います。

ドクター  ミミズク
ドクター  ミミズク

最後まで読んでくださりありがとうございました!!

英語学習はコツコツと日々少しずつ積み上げていくものですよね。

これからも楽しみながら共に頑張りましょう!!

ABOUT ME
ドクターミミズク
ドクターミミズク
医師、医学博士
英検1級
医師、医学博士。 病院勤務を経て、イギリスで医学研究に従事した後、外資系企業に勤務。

日本生まれ、日本育ち
英検1級(英検初受験、一発合格)
TOEIC 900点超

趣味:英語学習、旅行、映画鑑賞、読書、カラオケ、食べ歩き、カフェ巡り、などなど。
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