【英検1級 単語対策】3ヶ月で一発合格した語彙力アップのための教材と勉強法を公開!


こんにちは!ドクターミミズクです!
この記事では、私が英検初受験、3ヶ月で英検1級を合格した際に行った単語対策・語彙力アップ法を共有します!
英検1級の単語はとても難しいですが、語彙力アップが合格の鍵となるので頑張りましょう!!
※本記事は筆者の個人的な経験と学習内容をもとに記載しており、収益・広告目的ではありません
英検1級対策全般についてはこちらの記事も参考にしていただけたら嬉しいです。
👉【英語学習】【英検1級】私が英検初受験 3ヶ月の対策で一発合格した方法
https://drmimizuku-blog.com/eikengrade1overview/
英検1級の単語と対策の重要性
英検1級では非常に難易度の高い単語が出題されます。上記の記事にも記載しましたが、私が最初に1級の過去問を見た時には、part1の単語がほとんど分かリませんでした。また、長文内にも難易度の高い単語が多く使われており、理解の妨げになり、読解にも時間を要してしまう状況でした。
そこで、私が英検1級対策を開始した際、まずは単語対策に重点を置くことにしました。単語の勉強に1ヶ月程を使い、ようやく単語帳を1周しました。そして、残りの1ヶ月で単語帳の2周目を行いつつ、過去問を解いたり、英作文の対策を行ったりしました。
結果として、この対策の流れが良い結果につながったと考えています。1ヶ月単語の勉強を一通りした後に過去問を解くと、まだ、完全に覚えきれてはいないものの単語帳で勉強した覚えのある単語が出現してきます。そこで復習ができるので、記憶に定着するという好循環が生まれました。
実際の試験でも勉強した単語がたくさん出現したため、後述しますが、part1では高確率で正解することができ、合格点に到達する上で非常に有利になりました。また、語彙力が上がったことにより、リーディングの長文読解の理解の向上と読解と解答時間の短縮にもつながりました。
使用した単語帳とアプリ
📗単語帳紹介:『英検1級単熟語EX』(ジャパンタイムズ出版)
単語帳は、元々『英検1級でる順パス単(第5訂版)』を持つだけ持っていたのですが、その後教材について情報を集めていると、この単語帳の最新版は、出題される単語のカバー率が下がってしまったとの情報が見受けれられました。一方で、『英検1級単熟語EX』はカバー率が高い、との情報が多かったため、単語帳を買い直し、こちらで対策しました。
✅ 『英検1級単熟語EX』(ジャパンタイムズ出版)のAmazonページはこちら:
👉https://www.amazon.co.jp/dp/4789018490
📱 アプリ紹介:「Anki – 高性能な暗記カードアプリ」
単語の暗記の際は、単語帳を読んでいくだけではついつい覚えた気になってしまいますので、テスト形式で本当に暗記しているかを確認していく必要があります。かといって、自分で単語カードを作るのはとても手間がかかりますよね。
英語や医学用語の暗記に役立ったアプリが「Anki」です。
フラッシュカード形式で覚えたい単語や知識を登録でき、記憶に残りやすい間隔反復という方法が特徴です。
私は英検1級の単語帳や医学用語の整理に活用しており、以下のような点が便利です:
- 自分でカードをカスタマイズできる
- 自動で復習タイミングを調整してくれる
- デスクトップ/スマホで同期が可能
✅ 「Anki」の公式ページはこちら:
👉 https://apps.ankiweb.net/
具体的な勉強法について
ここからは上記の教材とツールを用いてどの様に実際に勉強したかについて共有させていただきます。
まずは単語帳を最初のページから1周
『英検1級単熟語EX』は、下記の3パートで構成されています。
- Part1:単語
「主に筆記大問1で複数回正解になった語」>「主に筆記大問1で一回以上正解になり、誤答にも登場した語」のように、頻度順に(重要な単語から)配置されています。 - Part2:熟語
単語と同様、「主に筆記大問1で複数回選択肢になった句動詞」から始まり、頻度順に配置されています。 - Part3:テクニカルターム
「主に自然科学系の用語」など、分野ごとにまとめられています。
上記の様に、これまでの出題された問題をもとに、単語や熟語を頻度順(重要なものから)並べてくれているので、私は単語帳の先頭から勉強をする様にしました。
単語のレベルが高く、知らないものばかりでしたが、一つずつ単語の意味、例文を確認し、単語と例文を音読したり、紙に書きながら覚えました。
ただ、私には初めて見るような難しい単語を一度で覚えられる様な記憶力はありません。ですので、それは不可能と割り切って一つ一つに時間をかけ過ぎずに前に進んでいくように心がけました(そうしないと数が多く進みませんので。。)
このようにして1周するのに約1ヶ月も要しました。もう少し早く進めたかったのですが、やはり新しい単語ばかりで膨大な量なので、予定以上にかかってしまったのが実情です。
なお、1周目では紹介した「Anki」は使っていません。分からないものが多過ぎて、フラッシュカードを作るのも流石に大変だったからです。フラッシュカードは、2周目を終えても覚えきれないものに絞って作成する計画としました。
単語帳2周目
過去問題集に取り掛かりつつ、単語帳の2週目をしていきました。1周したくらいでは、こんな単語もあったなくらいにしか覚えていませんでしたが、その中でも、元々なんとなく知っていたものなどは、しっかりと覚えているものもあったので、それは○とチェックして、次からの勉強対象から外す様にしていきました。
残ったものを「Anki」に打ち込んでフラッシュカードにしていきました。ただこれでも結局多くの単語を打つこんでいく必要がありました。作成したAnkiのカードを、移動中の電車や、ふとした時のスキマ時間に少しずつする様にしました。
また、過去問を解いていると、part1や長文内に、これは単語帳にあったな、という単語がたくさん出てきました。可能な限りですが、その度に単語帳を開いてその単語のところをさっと目を通す様にして、単語帳内に何年の問題に出たなどのチェックも加えたりしました。これも記憶の定着には効果的だった様に思います。
それでも単語帳を全て覚えるのは難しい。。
このようにして、過去問を解いたり、ライティングの練習を並行して行いつつ、単語の勉強を継続しました。
ただ、それでも私には試験前の2ヶ月で単語帳の単語を全て暗記するのは難しいことでした。2週目をしている間にもどんどん試験が近づいてきたので、全ての単語について3週目をするのは難しいと思いました。そこで、またまた割り切って、優先度を考えて、ここまでは可能な限りしっかりと覚えよう、という範囲を決めました。具体的な範囲としては、単語帳 part1 の単語パートは、先頭から3分の2分くらいまで。そして、熟語パートは、全て対象としました。
理由は、上述の様に、この単語帳は過去問を踏まえて頻度順に並べてくれているので、全部できないのであれば、試験でも出題される可能性のより高い前半分に力を注ぐのが効率的と思ったからです。また、熟語については、単語と比べてページ数が少ないので、全て覚えることで、試験の part1 の内、熟語の問題を全て正解しよう、と考えました。
2週目をする際にも、覚え具合に応じて◯、△、×をつけていたので、上記の範囲については、△、×絞って3週目まで確認しました。
いよいよ本番の試験
リーディングpart1を高確率で正解することに成功
単語帳を完璧には覚えることができずに試験に臨むことになったため不安もありましたが、実際の試験においては、上記の勉強法が功を奏しました。
リーディングのpart1において、勉強した単語がたくさん出現したため、part1では22問中、21問を正解することができました。作戦の通り、熟語問題は全問正解できました。
Part1の解き方のコツ
時間をかけて単語帳を全て暗記できる方は、それをすればまずpart1は高得点を取ることができると思いますし、長文などもかなり読みやすくなると思います。
ただ、私の様に時間が限られていて、全てを覚えることが難しい場合、前述の通り、優先度の高いものを絞り、それを可能な限り確実に覚えると良いと思います。こうすることで、実際の試験では、たとえ直接回答ではないにしても、選択肢に覚えた単語が含まれていると自信を持ってそれを候補から外すことができます。それにより、消去法にはなりますが、正解する確率が上昇します。
一方、どれも曖昧に覚えて知っていると、消去法のためにいくつか選択肢を除外するのにも自信がなくなってしまいます。そういう意味で、私が行った様に、出題の可能性が高い単語に絞り確実に覚えたことは有効だったと思います。
また、ここからは、あくまで私の印象と独自の方法ですので、いつも通用するとは限らないと思いますが参考までに記載します。
単語帳を2周までするのは全ての単語で行いました。確実に覚えたのは前半3分の2程度と述べました。しかし、残りの3分の1については、しっかり思い出せても、漠然とした意味やなんとなくの印象くらいは覚えてるものもありました。たとえば、ポジティブかネガティブな意味合いか、くらいは覚えているものもあります。そこで、試験のpart1の選択肢の中にこれらの単語が含まれていた場合、問題文の文脈から、ここにはポジティブな単語がくるべきだ、という時に、その単語の印象から選択する、あるいは除外することができます。
さらに、本当に一回も見たこともないような単語が選択肢に含まれている場合、私は正解としては選ばない様にしていました。なぜかというと、出題頻度の高い単語をまとめた単語帳を最低2周はしていますので、そこに正解が含まれている可能性の方が高いと思うからです。一回も見たこともない様な単語は、非常に珍しい単語でそれが正解になるというのは、もちろんあり得ることではありますが、より確率が小さいと考えます。これはあくまで勘に頼らざるを得ない状況の時に、私が少しでも正答率を上げることができるのでは、と思う方法ですので正攻法ではありませんが、ある程度有効だった様に思います。
Part1では22問中、21問を正解したと述べましたが、全て自信を持って回答した訳ではなく、分からないものも数問ありました。記載した様な方法を用いて、一部はわかる範囲で選択肢を除外して、残ったものからわずかでも可能性が高いと思えるものを選択し、結果として高率で正解することができたのです。
リーディングのpart1以外、ライティングとリスニングは?
Part1の私の対策と試験での解き方を記載しましたが、リーディングのその他のpartや、ライティングはどうでしょうか。
リーディングですが、実際の試験では、長文内に単語帳で覚えた単語や熟語がところどころ出てきましたので、長文の内容の理解の向上と、読解から解答までの時間短縮に確実につながったと思います。やはり、語彙力アップは試験全体の底上げに重要な役割を持つと考えています。
リスニングについては、リーディング程難しい単語は出てきませんが、それでも単語帳に載っている単語は複数含まれていますので、語彙力向上は得点アップにつながります。
ライティングはどうでしょうか。まず、要約問題については、読解が必要になるので、リーデイングの長文読解と同様に単語力アップは有効です。
エッセイ問題については、正直なところ私の場合、ほとんど単語帳で新しく覚えた単語は使用できませんでした。やはり、インプットとアウトプットは違います。適した文脈においてうまくアウトプットしていくためには、その単語の記憶をより強固にし、さらにアウトプットをする練習を何度か行って初めて、試験中でも適切にしようすることができると思います。今回の限られた時間では、私はそこまでには至らなかったのが正直なところです。
ただ、エッセイ問題においても語彙力は重要な評価基準になってきます。これに対してはライティング用の別の対策をしました。ここでは割愛いたしますが、またライティング対策の記事で、要約問題とエッセイ問題の対策法とコツについて別途記載したいと思います。
まとめ

ここまで読んでくれてありがとうございました!
単語の勉強はとても大変だけど、試験全体における得点の底上げになるとっても重要なところだね!
私の英検1級単語対策について記載しました。要点を再度記載します。
- 出題頻度の高い単語を十分に含む単語帳を使用する
- スタートラインの単語力と、試験までの時間から自分に合った計画を立てる
- 時間が限られている際は、優先度をつけて勉強する
- 優先度の高い単語をより繰り返し勉強して確実に覚える
- アプリ「Anki」を使ってスキマ時間を有効活用する
- 試験問題part1の自分なりの解き方を確立して可能な限り得点率を上げる
私は非常に単語の勉強に時間を使いましたが、元々の単語力も人それぞれですので、ご自分の状況を踏まえて、ベストな計画を立てて勉強してくださいね。私の中では、英検1級の一番のコツを聞かれれば、まずは単語の勉強!というくらい大事なところだと感じています。根気がいる部分にはなりますが、きっと得点につながると思いますので、合格に向けて頑張ってくださいね!
私の経験が一つの参考になればとても嬉しいです!応援しています!